_MG_5601千葉にプロバレーボールチーム?しかも、バレーボールをすることが目的じゃない?

興味深いお話を、いろいろ伺ってきました。

 

まずはチームの紹介からお願いします。


平成24年5月発足のチームです。現在はVプレミアリーグを目指して頑張っています。

千葉ゼルバにはビーチバレーの日本代表選手が2名在籍しています。ビーチバレーの日本代表選手は日本に2人しかいないので、その2人が唯一の日本代表選手となるんです。まだまだチームが世間に知られておらず、隠れ玉となっていますが(笑)、そういった人材もいて、面白いチームなんですよ。

 

すごーい!日本代表選手を抱えているんですね!

ちなみに武石さん自身は、どうしてバレーボールを始められたんですか?


母 親がママさんバレーをやっていたことで、幼い頃から身近にバレーボールはありましたね。中学生になったばかりの体験入部のときに、もともと身長も高かった ので、自然な流れでバレー部に入っていました。そこから、高校2年生のときにヘルニアになってしまい出来なくなるまで続けていました。

それ以降は趣味程度に関わっていたんですが、10年のブランクを経て、再開することになったんです。

 

10年もブランクがあって、何がきっかけでバレーボールを再開したのですか?


社会人になってから千葉市のバレーボール協会の理事を依頼され、引き受けたことがきっかけですね。

 

それで、バレーボールをするために千葉ゼルバを作られたんですか?


いえ、実はそもそも千葉ゼルバは、バレーボールをするために結成したチームではなく、バレーを通した地域貢献や社会貢献活動をすることを目的に結成したチームなんですよ。

 

えっ、そうなんですか?


そうなんですよ(笑)。その目的を形にするために、千葉ゼルバがバレーボールの力で何ができるだろうか、と考え、生み出した答えが「カンボジアを中心とした、アジア途上国の女性支援」でした。

カンボジアってレジャースポットなどがないので、自分たちでできる遊びが人気で、特にバレーボールの人気は高いんです。にも関わらず、カンボジアには、バレーの代表チームや国内チームは何もありません。そこで我々は、バレーボールを通じてカンボジアを盛り上げていきたいと思い、千葉ゼルバとしての支援活動を始めました。これが活動の中心となる部分ですね。

 

素晴らしい活動ですね!


ありがとうございます。

また、新たな活動内容として、4月から始まったばかりなんですが、日本のトップチームで活躍している様々な実業団と千葉大学とが協力をして、千葉大学の通年授業を持たせていただきました。内容としては、地域とのコミュニティづくりを中心に学び、最終的には年末に全チームが集まってイベントを組んでいく、という充実した授業を地域で行わせていただいています。

この授業は、在校生以外の方も受講することができるので、興味のある方は是非一度参加してみてほしいです。

 

なるほど、いろいろな活動をされているんですね!

ところで、千葉ゼルバの活動を開始して約2年経つと思いますが、そのなかで感じた苦労した点などありましたら教えてください。


苦労はしっ放しです(笑)。特に、知名度には常に悩まされていますね。

チームが日本一位になり、新聞やテレビなどのメディアにも多く取り上げてもらいましたが、やはり記憶にはなかなか残らないものでして。どうやって宣伝していけば広まっていくのか。どんな仕事でもそうですが、自己ブランディングがうまくできないと外には広がっていかないのが実情です。世の中には情報が溢れています。そこをどう切り抜けて人から人へ伝わっていくか、その問題は常に我々の課題となっています。

他には、運営法人(※一般社団法人千葉スポーツコミュニティ)としては実業を持っていないので、選手を確保しようとしたときに、金銭面のサポートがしづらいんですね。新卒の選手を引っ張ってこようとするには、別に就職先を斡旋するだとか、もしくは千葉ゼルバがお金を稼ぐことのできる事業を行うかしかないんです。

何か解決方法はないですかね?

千葉ゼルバというバレーボールチームがどんな仕事をすれば皆さん来てくれるか…皆さんの意見を教えてください。

 

そうですね、難しい…。とりあえず、イケメン選手を売り出して…(笑)


でもそうそう、そういうこともありですよね。ホストクラブなら来てくれるとか(笑)。

 

で、そのイケメン選手のグッズを販売するとか!


軽くアイドルチームみたいな感じだね(笑)。

 

ホストクラブはちょっとあれだけど、カフェくらいなら行くかも!

>バレーボールの実業団チームの試合ってテレビで放映されないから、中継されたらファンが試合見にくると思います。

>>高校とかに行って、生意気なチャラチャラした男子学生に選手のアタックを体感してもらいつつ、しばきあげるとか!(笑)


あ、でも小学校・中学校を回るという活動は、今年度千葉県から依頼を受けたので、バレーボール教室などを行っていきます。なのでしばきあげはしないです(笑)

 

スポーツウェアの会社と提携をして、選手がモデルとしてランウェイを歩く!っていうのはどうですか?

>後は、例えば千葉ゼルバがつくるプロテイン弁当とかですかね。

>>中高の部活をやっているスポーツ少年少女は絶対食べますね!


なるほど!そういった自由な発想から実際に仕事がでてくるんですよね。

ぼくらバレーボールチームは、まだまだお金が足りない状況ではありますが、スポンサーさんからご支援をいただいて活動をしていますからね。だからこそ、今後我々の費用に余裕が出たら、例えば千葉県の小学生バレーボールチームを千葉ゼルバが支援してあげる、なんていうこともできるようにしていきたいと思っています。

 

なるほど。お金繋がりで考えると、お金を持っている層は主婦層と大学生だと聞いたことがあります。ですが、バレーボールの世界に触れているのは、小中高生ばかりですよね。大学生以降にもアピールできる何かがあればと思います。


そうなんです!そこの意見をもらいに実は今日はきたんですよね。

 

難しいなぁ。小中高と経過するなかで、“バレーボール”という球技や部活動は、必ず経験するといってもいいほどメジャーなはずなのに、大学生になってからもバレーを続けている人は少ないと思うんですよね。でも、経験者は多いはずだから「隠れ」元・バレー選手は大勢いるはずです。だから、そこもターゲットにはなると思うんです。


そうなんですよね。我々としては競技にこだわってはいないんです。経験の有り、無しに対してもそうですが。結局は「千葉ゼルバ」というチームをまずは知っていただき、皆さんの地元には気軽に見学に行けるチームがあるんですよ、というところを知っていただくのが大事なのかなと思っています。もちろん、経験者の方のほうが見学には興味を持っていただきやすいと思うので、そういった方からの口コミというのも重要になるかとは思うのですが。

 

確かにそうですね!

お話を聞いていて、ふと思い出しました。今ちょうど、就活で自己分析をしている最中なのですが、「小さいころの経験ってやっぱり残っているんだなぁ」って思えるんです。

やっぱり影響されたできごとって確かにあって、そのときの経験が今の自分の勉強している内容に繋がったりするんですよね。


そうですね。獏たちにも当てはまりますが、小さな頃からバレーボールに触れてもらうことで、将来もっとバレーボールが好きな人が増えてくれたら嬉しいですね。